小説, 終末のヴァルキュリア

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第三十話 戦慄③

 ズシン、ズシンと音を立てて地面が揺れる。ラミディの足音が近づくたびに地響きが鳴った。臆するな。それが致命傷になる。

 僕はSG552を構え狙いを定めた。ラミディがうなり雄叫びが響き渡る。迫り来る重圧感。

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第二十九話 戦慄②

「そのおもちゃ、さっきのとは形が同じではないが、似たようなシルエットをしておる。どうやって使うのか非常に興味がある」

 黒いヴァルキュリアが屋根から飛び降り僕の顎元(あごもと)に手を添える。

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第二十八話 戦慄

 金髪の大男は勢いよく殴りかかってきた。僕は寸前でなんとかかわす。拳は僕の後ろの壁に突き進んでいく。

 どういうことだろうか、目を疑う現象が起きた。素手で壁を大きく砕き、壁に突き刺さっていた。大男はのそっり ...

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第二十七話 フリューナグの第一歩

 フリューナグにつくと僕たちは検問にあった。街の入り口に兵士たちがおり、僕たちをにらむ。メリッサが兵士に自分たちの立場を説明しているのだろう、長い時間僕は待たされた。よくみると何やら手紙みたいな物をメリ ...

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第二十六話 二人の距離②

 僕とメリッサは森の中で腕を組みながら歩いていた。誰も見ていないが何か気恥ずかしい。
昨日の今日だ、まるで中学生のような気分だ。それに対し、メリッサは何か民族音楽みたいな歌を歌っている。

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第二十五話 二人の距離

 日は沈み辺りはすっかり夜だ。薪(たきぎ)を囲みながら僕とメリッサは夕食を済ますと、真っ赤に燃える火をぼうっとみつめていた。

 会話がない。何か言われることを覚悟しておいたが、メリッサは何も言わない。 ...

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第二十四話 森は笑わない④

「そんな顔をするな……私が……望んで……やった……こと」

 メリッサは僕の頬をゆっくりなでながら優しく微笑んだ。

「違う!僕のせいだ僕がいたらなかったせいで君を傷つけた」

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第二十三話 森は笑わない③

剣戟(けんげき)が僕を襲う。身をひるがえし、僕の肉を食らおうとした刃は空を薙ぐ。その中にメリッサが割り込んできた。

「何をやっているのかわかっているのか! 金髪のヴァルキュリア!」

威 ...

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第二十二話 森は笑わない②

僕はゆっくりと敵に近づこうとした。

「そこには罠が張ってあるぞ」

 メリッサの声がした。僕は足下を見る、トラバサミだ。危ない、慎重に進む。しばらくすると、メリッサが何やら合図をしている ...

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第二十一話 森は笑わない

 光の閃光が木々を破壊する。巨木すら粉々に砕けあたりが更地になっていく。僕はメリッサに肩を借りて光の嵐を過ぎようとした。

「メリッサ!ちょっとまってくれ」

 僕は目の前の足下に小石を投げ ...