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純愛異世界ダークファンタジー小説 終末のヴァルキュリア 第二十一話 森は笑わないを更新しました。

第二十一話 森は笑わない  光の閃光が木々を破壊する。巨木すら粉々に砕けあたりが更地になっていく。僕はメリッサに肩を借りて光の嵐を過ぎようとした。 「メリッサ!ちょっとまってくれ」  僕は目の前の足下に小石を投げる。いきおいよく仕掛け弓の矢…

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純愛異世界ダークファンタジー小説 終末のヴァルキュリア 第二十話 見えない敵②

第二十話 見えない敵 「佑月!」  駆け寄るメリッサ。 「メリッサ! 伏せるんだ!」  僕の言ったとおりにしゃがみ込む。彼女が立っていた場所に矢が飛んでくる。メリッサは慌てる様子なく僕の足を挟んでるトラバサミを解除しようとした。 「少し待っ…

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純愛異世界ダークファンタジー小説 終末のヴァルキュリア 第十九話 見えない敵

第十九話 見えない敵  あたりの草木は 僕の全身を隠してしまえるほど背丈が長く、木々は枝が多くて視界が悪い。だというのに――  敵は正確にこちらに向かって矢を放ってくる。僕たちは走りながら移動しているため命中することはなかったが、確実にこち…

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純愛異世界ダークファンタジー小説 終末のヴァルキュリア 第十八話 嵐の前の静けさ

第十八話 嵐の前の静けさ  僕たちは次の街へと移動するため森の中に入っていた。あいもかわらず射撃訓練を行っている。MP7A1のトリガーを引くとまっすぐに的を貫く。木の枝からぶら下げた大きな果実が粉々にくだけ、後ろの大木の木の破片をまき散らす…

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純愛異世界ダークファンタジー小説 終末のヴァルキュリア 第十七話 昔の思い出を更新しました。

第十七話 昔の思い出 宿屋で眠っていると、ふと昔のことが夢に出てきた。幼い頃の夢、大人になるよりずいぶん昔。異世界に行くなんておとぎ話だと信じていた頃。 僕は小学校でクラスメートになぐられて泣きながら家に帰った。二、三回なぐられただけだけど…

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純愛異世界ダークファンタジー小説 終末のヴァルキュリア 第十六話 メリッサの夢②

第十六話 メリッサの夢② 「もううちの主人たら、ヤキモチ焼きで困っちゃってー」  メリッサとのデートは痛かった。別の意味で。 「でもでも私嬉しくってうちに帰ってチューしちゃったんですよー」  メリッサは市場で店の主人と話している。無論、僕に…

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純愛異世界ダークファンタジー小説 終末のヴァルキュリア 第十五話 メリッサの夢

  第十五話 メリッサの夢 「ふふ、よく食べるよく食べる」  昼、僕の隣でメリッサは町に流れる川の魚にパンくずをやっていた。本人いわく、この時代のパンは貴重でパン一斤で人殺しが起きると言っていたのに、それを惜しげもなく川の魚に与えている。 …

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純愛異世界ダークファンタジー小説 終末のヴァルキュリア 第十四話 紅い月のもとで④ 

  第十四話 紅い月のもとで④  老婆が部屋の中の獲物を見る。そこには銀髪の少女がいた。 「なっ!?  エインヘリャルはどこに行った」  メリッサが笑う。 「ここだよ」  僕は空き家の屋根から降り老婆の後ろを取る。その瞬間、老婆の後頭部を武…

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純愛異世界ダークファンタジー小説 終末のヴァルキュリア 第十三話 紅い月のもとで③

  第十三話 紅い月のもとで③  ヴァルキュリアと交換しただと、まさかメリッサと? いや違うな、元から脚力があった。  そうか! 宿の部屋でメリッサが刺されたとき、メリッサはその異様さに気づいたんだ。  メリッサは武術の心得がある。不意を突…

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純愛異世界ダークファンタジー小説 終末のヴァルキュリア 第十二話 紅い月のもとで②

第十二話 紅い月のもとで② 「坊や影が少し見えているよ」 ひっそり老婆は呟く。 僕はかまわず一心不乱に老婆にバースト射撃を行った。 激しい音が夜の静寂を破る。連続に弾丸が放たれて反動で手がしびれた。石造りの外壁をこながなにしていく。ゆらりと…