小説, 終末のヴァルキュリア

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第二十七話 フリューナグの第一歩

 フリューナグにつくと僕たちは検問にあった。街の入り口に兵士たちがおり、僕たちをにらむ。メリッサが兵士に自分たちの立場を説明しているのだろう、長い時間僕は待たされた。よくみると何やら手紙みたいな物をメリ ...

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第二十六話 二人の距離②

 僕とメリッサは森の中で腕を組みながら歩いていた。誰も見ていないが何か気恥ずかしい。
昨日の今日だ、まるで中学生のような気分だ。それに対し、メリッサは何か民族音楽みたいな歌を歌っている。

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第二十五話 二人の距離

 日は沈み辺りはすっかり夜だ。薪(たきぎ)を囲みながら僕とメリッサは夕食を済ますと、真っ赤に燃える火をぼうっとみつめていた。

 会話がない。何か言われることを覚悟しておいたが、メリッサは何も言わない。 ...

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第二十四話 森は笑わない④

「そんな顔をするな……私が……望んで……やった……こと」

 メリッサは僕の頬をゆっくりなでながら優しく微笑んだ。

「違う!僕のせいだ僕がいたらなかったせいで君を傷つけた」

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第二十二話 森は笑わない②

僕はゆっくりと敵に近づこうとした。

「そこには罠が張ってあるぞ」

 メリッサの声がした。僕は足下を見る、トラバサミだ。危ない、慎重に進む。しばらくすると、メリッサが何やら合図をしている ...

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第二十一話 森は笑わない

 光の閃光が木々を破壊する。巨木すら粉々に砕けあたりが更地になっていく。僕はメリッサに肩を借りて光の嵐を過ぎようとした。

「メリッサ!ちょっとまってくれ」

 僕は目の前の足下に小石を投げ ...

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第二十話 見えない敵

「佑月!」

 駆け寄るメリッサ。

「メリッサ! 伏せるんだ!」

 僕の言ったとおりにしゃがみ込む。彼女が立っていた場所に矢が飛んでくる。メリッサは慌てる様子なく僕の足を挟んでるト ...

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第十九話 見えない敵

 あたりの草木は 僕の全身を隠してしまえるほど背丈が長く、木々は枝が多くて視界が悪い。だというのに――

 敵は正確にこちらに向かって矢を放ってくる。僕たちは走りながら移動しているため命中することはなかっ ...

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第十八話 嵐の前の静けさ

 僕たちは次の街へと移動するため森の中に入っていた。あいもかわらず射撃訓練を行っている。MP7A1のトリガーを引くとまっすぐに的を貫く。木の枝からぶら下げた大きな果実が粉々にくだけ、後ろの大木の木の破片をまき散 ...

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第十七話 昔の思い出

宿屋で眠っていると、ふと昔のことが夢に出てきた。幼い頃の夢、大人になるよりずいぶん昔。異世界に行くなんておとぎ話だと信じていた頃。

僕は小学校でクラスメートになぐられて泣きながら家に帰った。二、三回なぐ ...