小説, 未分類, 終末のヴァルキュリア

終末のヴァルキュリアアイキャッチ
第三十六話 教会の扉

 扉を開けるとそこではメリッサが食事をしていた。テーブルの上には豪華な装飾をした大皿にでっかい鶏肉だろうものが乗っかっている。それをメリッサはナイフで切り分けて手づかみで食べている。パンも上質そうなパンで僕が食べて ...

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第三十五話 日差しそして

 黒のヴァルキュリアは天を仰ぐ。青い空から温かい日差しが彼女に差し込んできた。

「そうか私は負けたのか……」

 体は光に包まれている。ゆっくりとした時間が流れていく、彼女がもっていた最後 ...

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第三十三話 僕とメリッサ②

 僕はラミディを地下道に誘導した。ここは道が狭く標的が絞りやすい。その代わり僕に逃げ場がなくなる。これは賭けだった。逃げられないという恐怖に戦いながら、大男に立ち向かわなければならない。深呼吸すると腹は決まる ...

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第三十二話 僕とメリッサ

 朝は過ぎ、日は僕たちの肌を切り裂くようにまばゆく輝いていた。家の屋根に上って黒いヴァルキュリアとラミディを待ち構える。目立つ場所だすぐに見つけてくれるだろう。

「おやおやこれは殊勝(しゅしょう)だ ...

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第三十一話 戦いの夜明け前

 目を覚ますとメリッサの顔が見えた。

「おはよう佑月(ゆづき)」

 あまりにも間近に顔が見えたのでドギマギしてしまい、顔をそむけて横向くとメリッサの股間部に顔をうずめてしまった。

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第三十話 戦慄③

 ズシン、ズシンと音を立てて地面が揺れる。ラミディの足音が近づくたびに地響きが鳴った。臆するな。それが致命傷になる。

 僕はSG552を構え狙いを定めた。ラミディがうなり雄叫びが響き渡る。迫り来る重圧感。

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第二十九話 戦慄②

「そのおもちゃ、さっきのとは形が同じではないが、似たようなシルエットをしておる。どうやって使うのか非常に興味がある」

 黒いヴァルキュリアが屋根から飛び降り僕の顎元(あごもと)に手を添える。

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第二十七話 フリューナグの第一歩

 フリューナグにつくと僕たちは検問にあった。街の入り口に兵士たちがおり、僕たちをにらむ。メリッサが兵士に自分たちの立場を説明しているのだろう、長い時間僕は待たされた。よくみると何やら手紙みたいな物をメリ ...

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第二十六話 二人の距離②

 僕とメリッサは森の中で腕を組みながら歩いていた。誰も見ていないが何か気恥ずかしい。
昨日の今日だ、まるで中学生のような気分だ。それに対し、メリッサは何か民族音楽みたいな歌を歌っている。

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第二十五話 二人の距離

 日は沈み辺りはすっかり夜だ。薪(たきぎ)を囲みながら僕とメリッサは夕食を済ますと、真っ赤に燃える火をぼうっとみつめていた。

 会話がない。何か言われることを覚悟しておいたが、メリッサは何も言わない。 ...