小説,終末のヴァルキュリア

「どういうことだ? 絶望的だと言っていたじゃないか、何か必勝の策が思いついたのか?」

 メリッサの問いに軽く明朗な口調で答える。

「必勝の策なんてないよ。ただ作戦は思いついた。僕は自信がある」
「佑月( ...

小説,終末のヴァルキュリア

 銃声の恐怖に怯え、悲鳴を上げ、狂ったように荒ぶる人々の群れ、これは当然だろうしかし、この世界の人間が銃声を聞いてそれが危険な音だと察知していることに、僕は少し違和感を覚えた。

 今までの経験から言うと、この世界の人間の反 ...

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お待たせしまして済みません、手作業でリンク張り直しをしていたもので、やっと小説ページのリンク張り直しを、いたしました。ご迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします。

小説,終末のヴァルキュリア

「ねえ~ユヅ。ドルトの町についたよ、これで、やっと、宿に寝られるね!」

 一週間ほど移動で歩いたがメリッサはずっとこの調子だった。
気持ちが沸き立つのは理解出来るが、このハイテンションに付き合うのは本当に疲れる。ど ...

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ご迷惑をおかけします。突然サイトが映らなくなりびっくりした方がいらっしゃるかもしれませんが、セキュリティ強化のためURLアドレスをhttpからhttpsに更新しました。これで検索サイトやTwitterなどから訪問が来やすくなると思いま ...

小説,終末のヴァルキュリア

 嵐が去って僕たちの次の目標地ベリカに向かって、鬱蒼(うっそう)とした森の中を歩いていると、漫然と木々を見つめている、白くて可憐な柊の花のようなものが咲いていた。じっとみつめていると、メリッサがこちらの様子を覗(うかが)って、「あれは ...

小説,終末のヴァルキュリア

「何故……ぼくが……こんなことに。頭がクラクラして……目が見えない……解っているかミリア、これは自殺だぞ……」 神への恨み言のようにぽつぽつとセルモアはつぶやく。

小説,終末のヴァルキュリア

「ははっ、今度は命乞いかい?」 僕はにやりと笑う。誰が命乞いなどするか、演技に決まっているだろ。まずはサーベルを置き、セルモアの警戒心を解かせる。

小説,終末のヴァルキュリア

 セルモアが鎖のついたおもりを支えている、木のつっかえ棒を外すとさっき来た扉が閉まる。「この城壁は特殊でね。ここに来た人間を閉じ込めるために、罠を張っているんだ。こちらの扉を閉めると、跳ね橋の向こう側から扉を開ける仕掛けを動かさないと ...

終末のヴァルキュリア

 メリッサは庭園の大きな石を投げ、罠が仕掛けてないか丁寧に調べていた。「よし、罠は仕掛けてないぞ」 僕は噴水の囲いに座っていた。言葉が