小説,終末のヴァルキュリア

第三十四話 僕とメリッサ③筋肉で盛り上がった腕を力一杯はしごをつかんでラミディが僕のところへ登って来た。僕は深呼吸をしシャベルを振り上げ、奴の顔が地上に顔を出した瞬間、僕はシャベルを振り下ろし前頭部に強烈な一撃を与える。「オオオオオ! ...

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第三十三話 僕とメリッサ② 僕はラミディを地下道に誘導した。ここは道が狭く標的が絞りやすい。その代わり僕に逃げ場がなくなる、これは賭けだった。逃げられないという恐怖に戦いながら、大男に立ち向かわなければならない。深呼吸すると腹は決まる ...

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第三十二話 僕とメリッサ 朝は過ぎ、日は僕たちの肌を切り裂くようにまばゆく輝いていた。家の屋根に上って黒いヴァルキュリアとラミディを待ち構える。目立つ場所だすぐに見つけてくれるだろう。

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第三十一話 戦いの夜明け前 目を覚ますとメリッサの顔が見えた。「おはよう佑月(ゆづき)」

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第三十話 戦慄③ ズシン、ズシンと音を立てて地面が揺れる。ラミディの足音が近づくたびに地響きが鳴った。臆するな。それが致命傷になる。 僕は

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第二十九話 戦慄②「そのおもちゃ、さっきのとは形が同じではないが、似たようなシルエットをしておる。どうやって使うのか非常に興味がある」 黒

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第二十八話 戦慄 金髪の大男は勢いよく殴りかかってきた。僕は寸前でなんとかかわす。拳は僕の後ろの壁に突き進んでいく。 どういうことだろうか

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第二十七話 フリューナグの第一歩 フリューナグにつくと僕たちは検問にあった。街の入り口に兵士たちがおり、僕たちをにらむ。メリッサが兵士に自分たちの立場を説明しているのだろう、長い時間僕は待たされた。よくみると何やら手紙みたいな物をメリ ...

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第二十六話 二人の距離②僕とメリッサは森の中で腕を組みながら歩いていた。誰も見ていないが何か気恥ずかしい。昨日の今日だ、まるで中学生のような気分でいる。それに対し、メリッサは何か民族音楽みたいな歌を歌っている。きれいで透き通った声。小 ...

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第二十五話 二人の距離日は沈み辺りはすっかり夜だ。薪(たきぎ)を囲みながら僕とメリッサは夕食を済ますと、真っ赤に燃える火をぼうっとみつめていた。会話がない。何か言われることを覚悟しておいたが、メリッサは何も言わない。ただじっと火を見つ ...