小説,終末のヴァルキュリア

第二十五話 二人の距離日は沈み辺りはすっかり夜だ。薪(たきぎ)を囲みながら僕とメリッサは夕食を済ますと、真っ赤に燃える火をぼうっとみつめていた。会話がない。何か言われることを覚悟しておいたが、メリッサは何も言わない。ただじっと火を見つ ...

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第二十四話 森は笑わない④「そんな顔をするな……私が……望んで……やった……こと」 メリッサは僕の頬をゆっくりなでながら優しく微笑んだ。

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第二十三話 森は笑わない③ 剣戟(けんげき)が僕を襲う。身をひるがえし、僕の肉を食らおうとした刃は空を薙ぐ。その中にメリッサが割り込んできた。

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第二十二話 森は笑わない② 僕はゆっくりと敵に近づこうとした。「そこには罠が張ってあるぞ」

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第二十一話 森は笑わない 光の閃光が木々を破壊する。巨木すら粉々に砕けあたりが更地になっていく。僕はメリッサに肩を借りて光の嵐を過ぎようとした。

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第十九話 見えない敵 あたりの草木は 僕の全身を隠してしまえるほど背丈が長く、木々は枝が多くて視界が悪い。だというのに―― 敵は正確にこち

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第十八話 嵐の前の静けさ 僕たちは次の街へと移動するため森の中に入っていた。あいもかわらず射撃訓練を行っている。MP7A1のトリガーを引くとまっすぐに的を貫く。木の枝からぶら下げた大きな果実が粉々にくだけ、後ろの大木の木の破片をまき散 ...

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第十七話 昔の思い出 宿屋で眠っていると、ふと昔のことが夢に出てきた。幼い頃の夢、大人になるよりずいぶん昔。異世界に行くなんておとぎ話だと信じていた頃。

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第十六話 メリッサの夢②「もううちの主人たら、ヤキモチ焼きで困っちゃってー」 メリッサとのデートは痛かった。別の意味で。