小説,終末のヴァルキュリア

 崖からまっ逆さまに両足を地面にたたきつけられた、戸惑いながらも相手の追撃が来ないよう中腰で走り抜けようとするが足が動かない、転がるようにその場を離れるしか、もはや方法はなかったのだった。

 案の定僕の落ちた先に12.7ミ ...

小説,終末のヴァルキュリア

 うっすらと見える黒い影、所々見える色の違い、わずかな呼吸による振動、間違いない奴はそこにいる。

 僕は銃を構えた。ほぼ点に見える相手に銃を向ける。だめだ! この距離では当たらない、スコープが使えない僕は、目視で命中させな ...

小説,終末のヴァルキュリア

 山から僕の体がずるずると滑り落ちていく、下手に落下運動に抵抗して勢いが削がれてしまったようだ。こんなところをスナイプされるとまずい、体に岩や木やらがぶつかり、僕の肉体を痛めつけた。

 強打され僕の体はボロボロになっていく ...

小説,終末のヴァルキュリア

 スナイパーのいると思われる山に真っ正面から登らずにのとなりの山に登った。もし、真正面から行くと相手に気づかれるかもしれない、敵は油断のならぬ相手、もしかすると何重にも罠を張り巡らせているかもしれない。なら、横から奇襲をかけるのが常道 ...