小説,終末のヴァルキュリア

 僕は街道を駆けめぐった。巨大飛行艇アルキメデキスから距離と角度を測り、正確な弾道が取れるポイントを探す。何せ相手は空高く飛んでいる、なら重力を考慮して軌道を測定しなければならない。丁寧に銃の照準で調べていると、側面を取るに最適な2階 ...

小説,終末のヴァルキュリア

「ヴィオネス様! 武器をお換えください。地上戦では不利です!」
「そうか、あれがあったな」

 どんどんヴィオネス達の地面が盛り上がっていく。何事かと銃を構えた。バチリと電気が弾ける音を上げ雷光が迫ってくる。僕は電流 ...

小説,終末のヴァルキュリア

 そうだ、あの女の子が危ない! 思わず僕は駆け出した。足を大きく踏み出し、膝を高く上げる。SG552を両手で持ちながら、肩で息をした。──間に合ってくれ。

「メリッサ、君の方が足が速い。先回りを頼むぞ」
「わかった ...

小説,終末のヴァルキュリア

「佑月! 一気に潰すぞ」
「それは得策ではないんじゃないかな。相手の能力自体が非常に高い、能力を生かして守りに入られると厄介だ。あの性格だとすぐにやってくるだろう、それを迎撃したほうが効率がいい」

「何故消極的にな ...

小説,終末のヴァルキュリア

 山から僕の体がずるずると滑り落ちていく、下手に落下運動に抵抗して勢いが削がれてしまったようだ。こんなところをスナイプされるとまずい、体に岩や木やらがぶつかり、僕の肉体を痛めつけた。

 強打され僕の体はボロボロになっていく ...