小説,終末のヴァルキュリア

僕は砂漠の薔薇に恋い焦がれた

灼熱の大地の中、香り立つ甘い花

誰れかがいるのか、誰れかがいないのか

すべては砂の粒、このコンクリートでさえも

世界を潤す雨の粒

紅い花びらを艶 ...

小説,終末のヴァルキュリア

「佑月! 心配したぞ──!? ……エインヘリャル……!」

 訝(いぶか)しそうに立ち止まり、メリッサが日向さんに対して身構えた。しかし、日向さんは何事もないかように、迷い込んだ子羊にやさしく接した。

「ちょっと ...

小説,終末のヴァルキュリア

 崖からまっ逆さまに両足を地面にたたきつけられた、戸惑いながらも相手の追撃が来ないよう中腰で走り抜けようとするが足が動かない、転がるようにその場を離れるしか、もはや方法はなかったのだった。

 案の定僕の落ちた先に12.7ミ ...

小説,終末のヴァルキュリア

 山から僕の体がずるずると滑り落ちていく、下手に落下運動に抵抗して勢いが削がれてしまったようだ。こんなところをスナイプされるとまずい、体に岩や木やらがぶつかり、僕の肉体を痛めつけた。

 強打され僕の体はボロボロになっていく ...

小説,終末のヴァルキュリア

「どういうことだ? 絶望的だと言っていたじゃないか、何か必勝の策が思いついたのか?」

 メリッサの問いに軽く明朗な口調で答える。

「必勝の策なんてないよ。ただ作戦は思いついた。僕は自信がある」
「佑月( ...

小説,終末のヴァルキュリア

 銃声の恐怖に怯え、悲鳴を上げ、狂ったように荒ぶる人々の群れ、これは当然だろうしかし、この世界の人間が銃声を聞いてそれが危険な音だと察知していることに、僕は少し違和感を覚えた。

 今までの経験から言うと、この世界の人間の反 ...

小説,終末のヴァルキュリア

第四十二話 戦闘の傷跡。「さてと、久しぶりにいっしょにベッドに寝られるな! 私嬉しいぞ」 メリッサは布団を広げアンダードレスで寝っ転がった。その姿はなんだか子どもみたいでとても愛らしい。

小説,終末のヴァルキュリア

第四十二話 メリッサの秘密「なぜ、助けてくれなかったの?」 

小説,終末のヴァルキュリア

「さあ、どうする? おっさん」 ザメハは少女に刃はをあてて、そして首筋からうっすらと血が流れるいく。やつは本気だ。「勘違いしてないか?