小説,終末のヴァルキュリア

 ここミランディアでは穏やかな日々を過ごしていた。敵襲されることはなかったし、エインヘリャルと出会うこともなかった。移ろいゆく日々を家族で過ごせることは僕にとって、たいへん喜ばしいことだった。

 日本では社会に出てからは孤 ...

小説,終末のヴァルキュリア

「え………………? うそ……。うそ……だよね?」
 日向さんは言葉を詰まらせ、身を強張らせた。

「嘘じゃない私と佑月は付き合っているんだ」
 メリッサが畳みかけたため、僕はいたたまれなくて目をつぶったのであ ...