小説,終末のヴァルキュリア

「それで、何を話せば良いんだい、女王様」
「貴方のことが知りたいわ」

 変な話だ、エイミアはアウティスのヴァルキュリアだ。しかも僕に勝っている。今更、負け犬に何の興味があると言うんだ。

「僕はアウティス ...

小説,終末のヴァルキュリア

 蒼い空に顔を向けると鳶(とんび)に似た鳥が羽ばたき鳴いた。眩しい日差しに金髪を照らし十代後半だろう、長い髪の毛を後ろにくくった少年が大きな家の屋根に上っていた。顔は陰になって見えないが、隣には鎧をまとった女性がいた、間違いないエイン ...