小説,終末のヴァルキュリア

 話の主体は一時、クラリーナに移る。彼女はすぐさま騎士団の公会議場に向かい、騎士召集をかけた。すぐさま、騎士たちは公会議場に集まり、今か、今かと出陣を待っている。公会議場に聖教徒騎士団準参謀のリチャードにクラリーナは状況を尋ねた。

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 日が落ち始める、早くクラリーナを見つけないと、このままだと夜になる。時間が惜しい、前に行ったクラリーナのヴァルキュリア、ソフィアが働いているレストランに僕は向かった。クラリーナを探すための何か手掛かりがないか調べるためにだ。 ...

小説,終末のヴァルキュリア

 僕たちは館に戻った、とりあえず皆に待機命令を出した後、僕とメリッサは次の戦闘について話し合った。

「メリッサ、率直に聞くけど、アメリーは次、どう出ると思う?」
「そうだな、予想はつかないが、さっきのやり取りを見る ...

小説,終末のヴァルキュリア

 次の対戦相手が決まった、オーチカ共同組(きょうどうそ)だ。だが僕は虚脱感に見舞われていた。ほかのみんなも同じだろう、シェリーやユリアですら戸惑いを隠せなかった。原因は僕はわかっている、次の相手が “強いのかどうかわからない” からだ ...

小説,終末のヴァルキュリア

 僕たちがコロッセウムに行く準備ができた後、館の玄関ホールでナオコがやってきた。不思議に思って僕は聞いてみた。

「ナオコ、どうしたんだい、闘技大会に興味があるのかい?」
「別にそうじゃないけど、パパ、クラリーナさん ...

小説,終末のヴァルキュリア

 ふう、昨日の夜は激しかった。朝、目が覚めた僕はベッドを見ると、もうぐちゃぐちゃだ。メリッサは手加減をしないんだからなあ。変な満足感と、充足感に満たされながら、服を整えた後、ベッドを整える。メリッサは、もう朝ご飯を作っているのかな、女 ...

小説,終末のヴァルキュリア

 僕が館に入るといきなり大きな子どもの声で叫ばれてしまった。

「あー! パパ、どこ行ってたの!」
「え……」

 一瞬視界に入らなかったので誰かと思ったけど、なんだナオコか、例のあの方だと思ってておっかな ...

小説,終末のヴァルキュリア

 僕とクラリーナは共に歩いて行く、でも僕たちの未来はそこにはない。彼女がどう思っているかわからないけど、僕はメリッサを愛しているし、ナオコも愛している。だからこそこうやって平然とデートのお相手が出来るんだ。

 そうじゃなき ...

小説,終末のヴァルキュリア

 和やかな雰囲気のもと女性とデート、昔僕が望んでいたものだ。メリッサとのデートとは違い彼女は素のまま女性的な魅力を放つ、そうクラリーナは。僕なんかが比べるなんて失礼極まりないが、メリッサは女性的であろうと演技をしつつだから、楽しいけど ...

小説,終末のヴァルキュリア

 試合に勝利した次の日、僕はまだ気が晴れなくてぼんやり窓の外を眺めていた。ここは館の僕とメリッサの部屋、自室から外に行く気にもなれず、ただ黄昏(たそがれ)ていた。それを見ていたメリッサは何故か慌てていた様子だった。

「今日 ...